StellaImageが、version upして、4(以下SI4)になって測光機能がついたというので、試してみました。
1枚、1枚しか測れない(?)ので、しんどいので10枚だけ。

2001/2/2に撮ったKZ Hyaです。


MIRAでの測定値と較べてみました。
アパチャサイズは内側から半径3:9:14で、同じにしてあります。

JST      MIRA   SI4
15:45:57  9.997  9.919
15:48:27 10.041 10.116
15:50:56 10.074 10.058
15:53:25 10.112 10.122
15:55:55 10.164 10.178
15:58:23 10.195 10.204
16:00:51 10.226 10.155
16:03:22 10.259 10.322
16:05:51 10.267 10.349
16:08:20 10.310 10.331

SI4の方は、測定値に、やや、ばらつきが大きい感じです。

アパチャが小さいことが効いている可能性があるので、
アパチャを6:9:14と大きくしてやって、再測定。

JST      MIRA-L SI4-L
15:45:57  9.997  9.995
15:48:27 10.045 10.048
15:50:56 10.078 10.078
15:53:25 10.122 10.113
15:55:55 10.172 10.174
15:58:23 10.211 10.211
16:00:51 10.234 10.231
16:03:22 10.264 10.27
16:05:51 10.271 10.272
16:08:20 10.315 10.314


やはり、ばらつきが減り、MIRAの結果と一致しました。
SI4の出力する結果のファイルを見ると、アパチャの面積を整数でしか表示していないようなので、
このあたりの問題から、小さいアパチャサイズでの使用は問題がありそうです。
 



結論としては、1枚1枚しか測れないので、常用するのには辛いかなという印象です。

比較星が、複数指定できるのですが、平均を取るのか、換算式を計算して測定しているのか、詳しい説明がないのでわかりません。
#スキャンしたフィルムの測光も想定していると思うので後者かなという気もします。
#とすると、CCDの場合は使わない方がよさそうです。後日の宿題とします。

面白いのは、以下の機能。
:天体に恒星が重なっている場合は、[除外する恒星]を選択して、重なった恒星をクリックします。
彗星に恒星が重なっているときとか、使えそうです。
#彗星が移動してから、恒星だけ測って引けば同じですが、あれば便利だと思います。
#それに、邪魔な星が、変光星だった場合は有効かもです。

#しかし、毎度、測光ソフトの評価を変光天体でやる癖は直らんのでしょうか>自分
#標準星でやった方が、ずっと、評価がし易いのに。