DrifitScanってなに?
Driftscanは、望遠鏡は追尾せずに、代わりに日周運動に合わせてCCDのピクセル間の転送を行うことで撮影を行う方法です。
空が帯状に撮れます。
自動運転に適しているので、サーべーイ等の目的でよく使われる方法です。
WinScanのテスト
WinScanと いうフリーソフトを使って、DriftScanによるサーべー画像の取得のテストをしています。
SBIGのCCD専用です。
機材
Naxstar5
ThinkPadX24
撮れた画像の例
2003年5月3日
お
とめ座付近(赤緯+01度付近)
へびつ
かい座付近(赤緯-04度?付近)
2003年5月5日
2003年5月28日
2003年5月29日
WinScanの使い方(メモ)
望 遠鏡、CCD、PCの接続をしてから、Winscanを立ち上げる。
CCDの冷却を始める。
Take a standard imageで普通の画像を撮って、画面の上で下から上に星が流れるようにする。
向きの基準は、CCDの端から端まで、1ピクセル以内に収まること。
一見、難しそうだが、C5程度の焦点距離なら丁寧にやれば、手作業でもできる。
焦点距離、赤緯、露出時間、露出枚数をセットする。
撮影を始める。
トラブルシューティング
星が、横に流れるのは、望遠鏡の向きがあっていない。
星が、縦に流れるのは、スキャンレートがあっていない(焦点距離、赤緯を確認)
焦点距離は、公称値と違う場合もあるので、適当に調整する。
星が斜めに流れるのは、上記の両方が合っていない。
CCDとの接続がうまくいかない場合は、SBIGから、最新のDLLを落とす。
表示のコントラストは、Settings ComputerのRange control imageにある。