Meade Deep Sky Imagerとは
現在、市販されている冷却CCDは、入門レベルの機種でも、20-50万円くらいはします。
このほか、パソコン、望遠鏡が最低限必要で、なかなか手ごろに始められないものと思います。
しかし、2004年秋、Meadeから$299のカメラCCDカメラが発売となりました。
ノイズの少ないCCDを使い、冷却機構を省いた簡易型のCCDカメラです。
これが使えるようなら、少なくともカメラに関しては、従来の1/10の予算ですみます。購入してテストしてみました。
私は、2004年12月中旬、アメリカのS社から購入しました。
国内では、ミックインターナショナルから、49800円(税込み)で発売されています。
保
証の問題もあるので、国内から正規に買うことをお勧めします。
同じMeadeからは、CMOS素子を使った製品、LPI(Lunar and Planetary Imager)が、すでに発売されていました。
Deep Sky
Imager(DSI)は、それのCCD版だといえます。最近は性能も上がり、一部の一眼デジカメにも使われているCMOSですが、まだまだ、CCDにも
1日の長があると思います。冷却機構を持っていないDSIですが、ノイズの少ないSONY製のCCDチップを使っていることから、LPIより長く60分ま
での露出が出来るとされています。
冷却、シャッタ-を持たないので、パソコンから供給される電源だけで動き、他に電源が要らないのも手軽です。
撮影は、カメラに同梱されているAutoStarDSIというソフトで行います。
ソフトをPCにインストールする時にカメラを接続しておくとドライバソフトの選択がうまくいかないので、かならず、ソフトのインストールを
済ませてから、接続しないといけません。それから、WindowsXPの場合は、マイクロソフトの認証を受けていないドライバーなので、なにやら恐ろしげ
な文言の警告が出ますが、そのままインストールに進んで問題ありません。
なお、MaxImDL/CCDでも、v.4.09からDSIがサポートされました。